放電学会

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「放電研究グループ」の名称変更の経過と説明
放電学会(旧放電研究グループ)
事務局

新しい世紀を迎えて、2001年4月1日(平成13年度)より放電研究グループは放電学会に名称を変更することになりました。
放電研究グループは昭和32年の発足以来すでに40年を越える歴史を有し、会誌「放電研究」の発行、シンポジウムの開催、総合研究の遂行、若手セミナーならびに若手研究者の研究発表会の開催など、放電分野の情報提供、会員相互の交流促進など、活発な活動を行ってきました。放電という共通の知識基盤に立つ研究者、技術者の集まりは、電気学会のような総合学会と異なり、より緊密で深い情報交換ができるという大きな利点があります。現代の分化し、専門化した技術、学問の世界ではこのような専門分野の集まり、あるいは学会はますます重要になっています。
しかし、企業の経営環境が厳しさを増すなか、放電研究グループも一層の活性化や刷新が求められる時代となりました。その一つとして、従来より「放電研究グループ」という名称が少人数のニュアンスであるため、賛助が容易でない、あるいは企画に参加し難いという問題が指摘されていました。
このような点から、過去放電研究グループの委員会、幹事会において再三議論を重ねました。名称変更は、会誌「放電研究」の刷新(A4版化、論文募集など)の後で時間をかけて行ってはとの意見もありましたが、会誌の体裁などが変わる時期に合わせて同時に名称を変更する方向に委員会で意見がまとまりました。 続いて、会誌ならびに会の名称について、「放電研究」誌においてアンケート調査を行いました。このアンケートの主な結果は会誌に関するものも含めて次のとおりです。

(1) 会の名称

  • a. 名称変更 賛成20、反対4
  • b. 変更するとした場合の名称(複数回答可)放電研究学会6、放電研究協会8、放電学会12、放電協会1、応用放電学会4、JREDなどの英語名3、その他3

(2) 会誌「放電研究」について

  • a. A4版化 賛成19、反対4、その他1
  • b. 投稿論文の募集 賛成22、反対1

(3) その他 放電研究グループの現在の活動で何が一番役立っていると考えるか(複答可)

  • a. 本人(個人会員)にとって 会誌20、シンポジウム13、研究会11、総会・懇親会20、 若手セミナー9
  • b. 企業(賛助会員)にとって 会誌2、シンポジウム5、研究会5、総会・懇親会1、若手セミナー6

(4) 放電研究グループに対する意見・注文・要望

この項では、多くの方から多くの建設的な意見・要望等が出されましたが、ここでは省略します。
回答数は全体の1割以下ですが、会の名称変更については80%以上の圧倒的な賛成の回答でした。
以上より、3月21日に開催された2001年放電研究グループの総会において、2001年(平成13年)4月より、

  • 会の名称を「放電学会」、
  • 英語名称を “The Institute of Engineers on Electrical Discharges in Japan”(略称IEEDJ)

とすることが提案され、約40名の総会出席者から承認されました。
会の名称変更は当面分かり易い名前になっただけで、法人化の問題とは無関係で、活動内容などは会誌の刷新を除けば従来と変わりませんが、40年を越える放電研究グループの活動実績をベースに、より活発で魅力的な学会となるよう努力をして参りたいと存じます。同時に会員の皆様の一層の御参加と御協力を念願してやみません。

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